ジェフ・ベック、キース・ムーンを語る (2/17)
キース・ムーンの伝記「Dear Boy: the Life of Keith Moon」の著者が、原稿の元になったインタビューを幾つかウェブに掲げてて、その一つ。1996年とのこと。
→ Tony Fletcher's iJamming! | Jeff Beck on Keith Moon
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奴がスピークイージーにいる時は、どんな遠くからでも行く価値がある。10分間の治療、2分間の名言、あれこれ手に入る (意味不明)。例えば、ロバート・ニュートン (イギリスの俳優) の物真似をする。キースは彼の大ファンで、映画一本、丸々真似できるくらいだろうな。本当にそっくりで、キース・ムーンじゃなくてニュートンが隣に座ってんじゃないかってほどだ。そして、もう彼になり切って、ロックンロールなノリで、やたら不条理なことを喋り出すんだ。
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そういう現実離れが許されるだけのものを、奴は持ってたんだと思う。とてつもなくワイルドなバンドにいたわけだ。ただドラムスが叩けるだけじゃダメなんだ。上手いドラマーはいるだろうけど、誰もキースにはなれない。奴はあのバンドのまさに真髄だったんだよ。
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奴は俺には親切だった。だが、軋轢も多かったと思う。エリック・クラプトンが俺の存在を知るより、少なくとも2年くらい前の話だ (これもちょっと意味不明)。
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キースは俺にとって、いつでも狂気に入っていくための鍵穴だった。俺専門の道化師だったって意味じゃない。キースを知ってなきゃ思いもよらないような、全く違う角度から俺自身を照らし出してくれるんだ。
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